猫返し in 小説すばる 10月号

たぶん今年最後の木槿の花。
いろいろあって過酷だった夏のベランダで、よく生き抜いてくれました。
来年もよろしくね。
木槿2017有終の美

ピーターに会って帰ってきたら、「小説すばる」届いていました。
30周年記念号とのこと。
猫返し1頁め
表紙に載せていただいた名前。
隣には神田茜さんの名前。
茜さんは講談師でもあります。まだお目にかかる機会はないのだけど。
一度お話してみたいな。

「猫返し」は、『稽古長屋 音わざ吹き寄せ』の後日談です。
大地震のあった安政二年、音四郎、お久、お光は、どう過ごしたのでしょうか……。

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ジャンル : 小説・文学

ピーターに会えました in 名古屋市博物館

ピーター1
ピーター3
細密な原画に見入ることしきり。
ピーターラビットって、親しみやすくて、かえってその成立や背景をあまり
知らずにきたのですが、絵も物語性も、それから社会的背景も、
学ぶところがとても多いですね。

名古屋市博物館(ここ)、地下鉄桜山駅からすぐです。

グッズ売り場では、ついつい買い物注意です=^_^=。
かわいいお品がたくさんありました。

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似ている何か?

うみうしあずさ1
ぽちゃちい姫の後ろ姿……。
相方「何かに似てると思わない?」 私「何? 何かな?」
相方「……ウミウシ」 私「……!(爆)」

ちょんとつつくと、こうなります。
うみうしあずさ2

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岐阜落語フェスティバル in じゅうろくプラザ

2017岐阜プロの会
レポ大幅に遅れております、ちょっとずつ取り戻します。。。

予選審査、決勝司会と、毎年てんしき杯大活躍の馬るこさん。
今年のプロの会は、その真打昇進披露となりました。

春風亭ぴっかり☆ 権助提灯

月亭 遊方 たとえばこんな誕生日

桂 文治 鈴ヶ森

林家 花丸 あくびの稽古
                ~仲入り
全員 馬るこ 真打披露口上

黄金の大黒 柳家小せん

桂 梅團治 お玉牛

鈴々舎馬るこ 小言幸兵衛

サービス精神に満ちた馬るこさん。
間違いなく、人気者。

口上の司会をつとめたぴっかり☆さんのたどたどしさが、やたらウケる(笑)。
緊張するよね、ああいうのは。

「親代わり」という、兄弟子の小せんさん。
涼風のような風情が、いいな。
(今年はてんしき杯予選の審査でごいっしょさせていただきました。
 笑い声がとっても良いお声なの♡)

空気を読んでさらっと風を吹かせて去る小せんさんが
とてもとても好きなのですが、でも「たっぷり小せんさん」を、
実は聴きたいのではありますよ。私。
そんな機会、またほしいな。

審査員としての真剣さ、高座での真剣さ。
どの方もものすごく真摯な姿勢を拝見させていただきました。
物書きの私は、とてもとても頭が下がるばかりの、
貴重な二日間でございました。




 

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ここんとこ飲んでる酒 9/2

夏はビールの出番が増えますが。
こんなのも。
しゃりきん3 しゃりきん1
しゃりきん、ってやつです。
金宮焼酎を冷凍室で冷やし、しゃりしゃりのシャーベット状になっているのをグラスへ注ぎ、
そこへホッピーを入れて、できあがり。
しゃりきん2

じっくり飲ませていただいたのは、こちら。
樽焼酎3こんな立派ないただきもの……m(__)m。
こんなふうに、いただきます。(^∧^)。
樽焼酎2 樽焼酎1


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てんしき杯 その3 決勝 in じゅうろくプラザ

さて、決勝戦。

第一試合は
酒乱苦 雑派 (法政大学) 野ざらし

霜月亭 雪走 (成城大学) 五人廻し

4対3で雪走さんの勝ち。

これ、私コメント求められてたんですけど、
正直困った。。。巧者同士の組み合わせ。
たぶん、声出して笑った回数なら雑派さんの方が多かったと思うのですが、
にやにやさせてもらった深みは雪走さんだった。のかな。
雪走さんの悪女はすでに定評のあるところですが、
それだけでなく、男性キャラのバラエティもちゃんと楽しめた。
そこで、かろうじて、雪走さん。
ただね、雑派さんはぜひ、他のネタ、聞きたいな。
粋な感じがしそうです。
雪走さんは去年今年と何度か聞かせてもらって、感心ばっかりしてますね、そういえば。 

第二試合
松田久 海戯昇 (大阪大学)  転宅

駿河亭 惡團治 (明治大学)  元犬

5対2で惡團治さんの勝ち。

海戯昇さん、ちょっと声とマイクとの相性が悪かったかも。
女子の宿命、いかに聞きやすい声を作るか。難しいところです。
空間が変わると、それも変わるし。
噺は上手でしたし、キャラ立っていたんだけども。。。

惡團治さん。ものすごく作り込んでる、でも「ウェルメイド」な味わい。
個人的には大好きですよ、こういうの。学生さんがあえてやってくるところが。
攻めてるんだけど、とがりを全く感じさせなくて、「引き」ができるタイプってところかな。

私が審査に加わっていたのは、ここまで。
正直、ものすごくほっとしました。
ほんと、ただの客で聞きたかった……。

さてさて、他の組み合わせのレポも。

第三試合
四笑亭 笑音 (関西学院大学) ちりとてちん

富士見亭 萬藤 (法政大学)  クソ長屋

4対3で笑音さんの勝ち。
これ、自分が審査にはいってなくて良かったわぁ。。。
全然違うタイプ。比べてはいけないくらい、違う。
学生落語、てんしき杯、というあの場なら、萬藤さんていうのも、ありだったかな。。。
ただ、こういうのは、学生さんは良いけれど、一般のお客様からは、
「全然分からない」「ただただ下品」ていう反応もたぶん、あったと思う。
そこを、どう審査員は判断すればいいのか。
笑音さん、きっちり巧かったからかろうじて勝ち。というところでしょう。

第四試合
永福亭 灰松 (東京大学)    饅頭怖い

ながら家 千兵衛 (岐阜大学)  死神

1対6で千兵衛さんの勝ち。
これは。。。灰松さん気の毒だった。。。。
噺の展開の工夫も技術も、すごくすごくすごく見事だったのだけど、
それを上回る千兵衛さんの意外性に、審査員がみんな気持ちを持ってかれました。。
こういうことが起きるから、てんしき杯は怖くて、面白い。
マクラでふったことが、実は「どこからどこまで噺の一部なのか」が、終わるまで分からない作り。
小説家としても、思わず羨望のまなざしで仰いじゃう、千兵衛さんの才能。
このあとも快進撃だったのよね。。。

準決勝第一試合
駿河亭 惡團治(明治大学)  延陽伯

霜月亭 雪走 (成城大学)  野ざらし

5対4で惡團治さんの勝ち。
あえてここで野ざらしをやるという雪走さんの意気。お見事。
ただ、雪走さんはすでにこの世界で知られているだけに、審査員が
期待したものとは、ちょっとちがっちゃったかも、というのと、
惡團治さんのよく考えられたスタイルが、客を飽きさせないことにおいて、
ほんのちょっとだけ、頭出ていたように思います。
もし、ここで雪走さんが紙入れをやっていたら、さらに審査員は頭を抱えたかもしれません。

準決勝第二試合
四笑亭 笑音 (関西学院大学) 火焔太鼓

ながら家 千兵衛 (岐阜大学) 元元犬

8対1で千兵衛さんの勝ち。
元元犬。誤植ではありません、元元犬。
こう来たか! と審査員が唸るのが分かるような展開。
笑音さんはきっちりやっていたけど、このあたりで、もう千兵衛さんが、
審査員と一般客、全部を味方にする空気をまとっていたなぁ。。。。

三位決定戦
霜月亭 雪走 (成城大学)    紙入れ

四笑亭 笑音 (関西学院大学) つる

5対4で雪走さんの勝ち。
紙入れとか、雪走さん、イイのよね。
この組み合わせは、「王道感」のある戦い。
キャラが立った分、雪走さんに分があったかな。

優勝戦
駿河亭 惡團治 (明治大学)  狸の化寺

ながら家 千兵衛 (岐阜大学) 孝行糖

3対6で千兵衛さんの勝ち。

なんというか、こういう言い方、語弊があるかもしれませんが、
ものすごく下克上感のある組み合わせだった。。。。

惡團治さんが見台出してきたとき、「お! やるな!」って。
あえてここで、上方のきほんのき、「旅」を披露するとは。
感動しましたね、その試み。
きれいな、きれいな、高座でしたよ。。本当に。

私はここで、バレエ漫画の「SWAN」で、
黒鳥の32回グランフェッテを全部ドゥーブルでやってきたラリサと、
あえて一度もドゥーブルしないできっちりやり通した真澄との戦いをイメージしてしまったのでした……。

ただね、千兵衛さんのミラクルはドゥーブルどころではなかったのだな。
彼の工夫は斬新だけど、私のようなおばさんにもじゅうぶん伝わる、
ぎりぎりを狙って見事だった気がします。ああ、ここでAKBなのね、とか。

と、いうわけで。
長い長い二日間。参加した学生さんたちにとっては、二日どころではない、長い戦いだったことと思います。
この体験、きっと、今後の社会人生活に生きると思います。

終了後、あとのプロの会が始まるまで、駅ビルの飲食店で時間を調整しておりましたら、
惡團治さんと灰松さんが、私の姿を見つけてわざわざあいさつに来てくれました。
洋服姿のかれらは、とてもとても美しい(いろんな意味で)好青年。

きっと悔しくて仕方なかったことと思います、こちらもかける言葉が見つからなかったのだけど、
きっと彼らには、素晴らしい未来があるだろう、ぜひあるように、と
祈らずにはいられない、審査員のおばさんでございました。
てんしき杯の杯

テーマ : 歴史小説
ジャンル : 小説・文学

襲名記念 橘家文蔵 独演会 in 名古屋市東文化小劇場 

文蔵襲名

実は、19日は、こちらのチケットを買っていたのでした・・・・。

てんしき杯のDブロック終了が18:30。
開演には間に合いませんが、それでも、駆け付けましょう!!!!

同じブロックの広瀬さんに「いってらっしゃい(笑)」、
小せんさんに「このうえまだ落語を聞きますか。はっはっは」
花丸さんに「これからですか~(呆)」
と生暖かく(?!)送り出され、JRと地下鉄を乗り継いで、大急ぎ、移動移動。
仲入りに到着!!!!

橘家かな文  黄金の大黒 

橘家文蔵  転宅     
            ~お仲入り
三遊亭兼好  蛇含草    

橘家文蔵   子別れ 

仲入り前二つは聞けませんでした。残念。
文蔵さんの転宅いいな。
かな文さん、きっとまたご縁があるでしょう。

兼好さんは抜群の上質、軽み、毒舌クオリティ。
聞きやすいダミ声、なんですよ、兼好さんて。
すごくスピーディなのに、言葉が全部聞こえるんです。
で、やっぱりスピーディに、笑いが走って行きます。

さてさて、子別れ。
いいなぁ。
シャイで情が厚い感じが、文蔵さんの持ち味でしょうか。

こわもてで、指ぽきぽき鳴らしたりするんですけど、
でもきっと優しい人なんだ、と聞いている人に確信させる、
見事な人物造形。

素敵です。
   

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てんしき杯 その2  予選 Dブロック in じゅうろくプラザ

2017てんしきDブロック

ちょっと時間経ってしまいましたが。

十九日、午後のDブロック。

飯喰亭おはぎさんの、山椒は小粒でひりりと辛い系の芸風ににやにや。
女子の顔芸。見応え十分。

緑月亭桔梗さん。お菊の皿、今時アイドルバージョン。
はじけっぷりにさらににやにや。

立命亭歯死さん。後半に行くにつれて、どんどん面白くなる。
後半に失速する人が多い中、地力を感じさせました。

麗久舎よみさん。人物像、立ち位置を一瞬で切り替える身体性、お見事。
性別を軽々と超える軽快さがありました。
ちょっとクールな風貌とのギャップや、オチのきれいさも魅力でした。

立命亭写楽斎さん。元犬の改作、斬新。入れ替わりは、現代のアニメなどの
定番プロットですが、そのあたりをおそらく意識されたのかな。
楽しいアレンジだったと思います。

そして、ある意味、学生の域を超えた巧者の酒乱苦雑派さん。
見事な野ざらし。ただ、この短い時間にエディットするためには、
どこを捨てるか、すごく悩まれたのではないでしょうか。
もし機会があるならば、雑派さんに30分くらい、たっぷり野ざらしやってほしいと思いました。

いかれ亭乱痴気さん。
内輪ウケがすごかったのは、なんだろう?
このあたりは、審査員泣かせだったかも。

来往舎とん治さん。てんしき杯でてんしきをやる心意気は、買い。
形がとってもしっかりしていたので、何かもう一工夫あったら、良かったな。

うっかりただの客になって聞いてしまいそうだったのですが、
これでも一応、審査員。なかなか辛くて辛くて、でも楽しい一日でした。

みんな、良い顔してましたね。

テーマ : 歴史小説
ジャンル : 小説・文学

原稿の手直しをするときは。

編集者さんからいただいたご指摘、ご提案を考慮して、原稿に手を入れる、という作業。
こちらの粘りやら、発想力やら、いろんなことが問われる時間です。
嫌いじゃないです(ホントです、編集者さんの熱意を感じる時間でもありますから)が、
根気は要りますね。時間との闘いでもありますし。

で、そんな時間を楽しくする方法として、やっていること。
まずは、手入れが必要な箇所に片っ端から付箋を貼ります。

修正のモチベーション
この段階で、「手入れの必要箇所=保護猫生息箇所」。
手入れが完了したら、「保護完了」というわけです。
↓保護した子たち。
修正のモチベーション3
↓いまここ。
修正のモチベーション2
さあ、今日明日で、なんとか全部の猫を保護しましょう!

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てんしき杯 その1  予選 Aブロック in じゅうろくプラザ

2017てんしきAブロック
このレポをあげるのは、ものすごーく覚悟が要りますが。
でも、学生さんたちに、私なりに真摯に向き合った二日間。
記憶が薄れないうちに。

昨年とはいくらか、選抜方式に変更のあった予選。
今年の方が、審査する席数は少し多いのですが、順位を付ける上では、
多少、タイムロスを防げたかと思います。

Aブロックは、とにかくトップバッターの永福亭灰松さんの印象が強烈すぎて。
あまりにも、鮮やかな、見事な、「まんじゅう怖い」。
「プロの誰かの完全コピー」だけでは(それがどれほど見事でも)、もう絶対に勝ち上がれない、
そんな今のてんしき杯の状況を、見せつけたオープニングでした。
彼については、決勝のレポであらためてとりあげることにしましょう。

全体に、技術レベルはやはり上がってますね。

今年のテーマかな、と私が思ったのは「笑いの温度差」でした。
これは、私自身、小説でいつも考えてしまうことです。
「太閤の能楽師」ではお能、「稽古長屋」では落語と純邦楽、「たらふくつるてん」では落語。
そのジャンルを知らない、興味のない人にも、面白いと思ってもらえるかどうか? という重たい課題。

学生落語の場合は客の「世代差」と、東京と京都・大坂、およびそれ以外、という「地域差」が感じられました。

若い人や、本人を個人的に知っている人にしか分からない情報、知識、センス。
おそらく内輪にしか通じない、話題と笑い……。
そういったもので盛り上がっていた高座が、何席かありました。

プロならば、「もっとリーダビリティ(落語だと、なんて言えば良いのかな?)を!」と要求すべきかもしれませんが、
でも、学生落語ならではの、ハチャメチャで自由な空気を、「てんしき杯」という場では、許容すべきなのかな?
とも。

そのあたりは、審査員全員が、ものすごく悩み、考えたことだったと思います。

この傾向は、どちらかというと男性演者に顕著だったかな。
そのへんも興味深かったところです。
たぶん、来年度以降もこの問題はずっと続くでしょう。
ある意味「学生落語」に何を要求、期待するのか。という、
てんしき杯のもっとも追求すべきテーマが、ついに浮き彫りになってきたと言うべきなのかも。
昨年度の優勝がカレーぱんさんだったことが、思えばその前兆でしたね。

どの審査員が、誰に何位をつけていたかは、会場で発表されているので、ここでは詳述しないことにします。

さてさて、去年、霜月亭雪走さんが先頭を切って繰り広げてくれた、「女子の世界」は、今年はいよいよ
広がっている気がしまして、Aブロックでは、そうした女子が多く、順位付けにとっても悩みました。

技術的には未熟だけど、女子の斬新な新作としてびっくりだった丸家りーたさん。
男子となんら遜色ない技量を見せてくれた、くるくる亭パーマン3号さん、
法政勢の田町家巷さん、田町家ほ八さん。
見台をしっかり生かして見事だった藤乃家琴鈴さん。

とりあげだすときりがないくらい、魅力的な方がいらっしゃいました。
でも、決勝にいけるのは、原則ただ一人。

それが灰松さんだったことには、おそらく、このブロックでは、誰も異存はなかったと思います。

長文になりました。
Dブロックと決勝については、明日にでも改めて、書くことにしましょう。







テーマ : 歴史小説
ジャンル : 小説・文学

プロフィール

おくやまけふこ

Author:おくやまけふこ
愛知県生。小説家。
名古屋大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。
大学教員などを経て、2007年、第87回オール讀物新人賞受賞を機に作家デビュー(受賞作は『源平六花撰』に所収の「平家蟹異聞」)。
名古屋市在住。
家族は夫と猫二匹。

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