襲名記念 橘家文蔵 独演会 in 名古屋市東文化小劇場 

文蔵襲名

実は、19日は、こちらのチケットを買っていたのでした・・・・。

てんしき杯のDブロック終了が18:30。
開演には間に合いませんが、それでも、駆け付けましょう!!!!

同じブロックの広瀬さんに「いってらっしゃい(笑)」、
小せんさんに「このうえまだ落語を聞きますか。はっはっは」
花丸さんに「これからですか~(呆)」
と生暖かく(?!)送り出され、JRと地下鉄を乗り継いで、大急ぎ、移動移動。
仲入りに到着!!!!

橘家かな文  黄金の大黒 

橘家文蔵  転宅     
            ~お仲入り
三遊亭兼好  蛇含草    

橘家文蔵   子別れ 

仲入り前二つは聞けませんでした。残念。
文蔵さんの転宅いいな。
かな文さん、きっとまたご縁があるでしょう。

兼好さんは抜群の上質、軽み、毒舌クオリティ。
聞きやすいダミ声、なんですよ、兼好さんて。
すごくスピーディなのに、言葉が全部聞こえるんです。
で、やっぱりスピーディに、笑いが走って行きます。

さてさて、子別れ。
いいなぁ。
シャイで情が厚い感じが、文蔵さんの持ち味でしょうか。

こわもてで、指ぽきぽき鳴らしたりするんですけど、
でもきっと優しい人なんだ、と聞いている人に確信させる、
見事な人物造形。

素敵です。
   

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ジャンル : 小説・文学

てんしき杯 その2  予選 Dブロック in じゅうろくプラザ

2017てんしきDブロック

ちょっと時間経ってしまいましたが。

十九日、午後のDブロック。

飯喰亭おはぎさんの、山椒は小粒でひりりと辛い系の芸風ににやにや。
女子の顔芸。見応え十分。

緑月亭桔梗さん。お菊の皿、今時アイドルバージョン。
はじけっぷりにさらににやにや。

立命亭歯死さん。後半に行くにつれて、どんどん面白くなる。
後半に失速する人が多い中、地力を感じさせました。

麗久舎よみさん。人物像、立ち位置を一瞬で切り替える身体性、お見事。
性別を軽々と超える軽快さがありました。
ちょっとクールな風貌とのギャップや、オチのきれいさも魅力でした。

立命亭写楽斎さん。元犬の改作、斬新。入れ替わりは、現代のアニメなどの
定番プロットですが、そのあたりをおそらく意識されたのかな。
楽しいアレンジだったと思います。

そして、ある意味、学生の域を超えた巧者の酒乱苦雑派さん。
見事な野ざらし。ただ、この短い時間にエディットするためには、
どこを捨てるか、すごく悩まれたのではないでしょうか。
もし機会があるならば、雑派さんに30分くらい、たっぷり野ざらしやってほしいと思いました。

いかれ亭乱痴気さん。
内輪ウケがすごかったのは、なんだろう?
このあたりは、審査員泣かせだったかも。

来往舎とん治さん。てんしき杯でてんしきをやる心意気は、買い。
形がとってもしっかりしていたので、何かもう一工夫あったら、良かったな。

うっかりただの客になって聞いてしまいそうだったのですが、
これでも一応、審査員。なかなか辛くて辛くて、でも楽しい一日でした。

みんな、良い顔してましたね。

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てんしき杯 その1  予選 Aブロック in じゅうろくプラザ

2017てんしきAブロック
このレポをあげるのは、ものすごーく覚悟が要りますが。
でも、学生さんたちに、私なりに真摯に向き合った二日間。
記憶が薄れないうちに。

昨年とはいくらか、選抜方式に変更のあった予選。
今年の方が、審査する席数は少し多いのですが、順位を付ける上では、
多少、タイムロスを防げたかと思います。

Aブロックは、とにかくトップバッターの永福亭灰松さんの印象が強烈すぎて。
あまりにも、鮮やかな、見事な、「まんじゅう怖い」。
「プロの誰かの完全コピー」だけでは(それがどれほど見事でも)、もう絶対に勝ち上がれない、
そんな今のてんしき杯の状況を、見せつけたオープニングでした。
彼については、決勝のレポであらためてとりあげることにしましょう。

全体に、技術レベルはやはり上がってますね。

今年のテーマかな、と私が思ったのは「笑いの温度差」でした。
これは、私自身、小説でいつも考えてしまうことです。
「太閤の能楽師」ではお能、「稽古長屋」では落語と純邦楽、「たらふくつるてん」では落語。
そのジャンルを知らない、興味のない人にも、面白いと思ってもらえるかどうか? という重たい課題。

学生落語の場合は客の「世代差」と、東京と京都・大坂、およびそれ以外、という「地域差」が感じられました。

若い人や、本人を個人的に知っている人にしか分からない情報、知識、センス。
おそらく内輪にしか通じない、話題と笑い……。
そういったもので盛り上がっていた高座が、何席かありました。

プロならば、「もっとリーダビリティ(落語だと、なんて言えば良いのかな?)を!」と要求すべきかもしれませんが、
でも、学生落語ならではの、ハチャメチャで自由な空気を、「てんしき杯」という場では、許容すべきなのかな?
とも。

そのあたりは、審査員全員が、ものすごく悩み、考えたことだったと思います。

この傾向は、どちらかというと男性演者に顕著だったかな。
そのへんも興味深かったところです。
たぶん、来年度以降もこの問題はずっと続くでしょう。
ある意味「学生落語」に何を要求、期待するのか。という、
てんしき杯のもっとも追求すべきテーマが、ついに浮き彫りになってきたと言うべきなのかも。
昨年度の優勝がカレーぱんさんだったことが、思えばその前兆でしたね。

どの審査員が、誰に何位をつけていたかは、会場で発表されているので、ここでは詳述しないことにします。

さてさて、去年、霜月亭雪走さんが先頭を切って繰り広げてくれた、「女子の世界」は、今年はいよいよ
広がっている気がしまして、Aブロックでは、そうした女子が多く、順位付けにとっても悩みました。

技術的には未熟だけど、女子の斬新な新作としてびっくりだった丸家りーたさん。
男子となんら遜色ない技量を見せてくれた、くるくる亭パーマン3号さん、
法政勢の田町家巷さん、田町家ほ八さん。
見台をしっかり生かして見事だった藤乃家琴鈴さん。

とりあげだすときりがないくらい、魅力的な方がいらっしゃいました。
でも、決勝にいけるのは、原則ただ一人。

それが灰松さんだったことには、おそらく、このブロックでは、誰も異存はなかったと思います。

長文になりました。
Dブロックと決勝については、明日にでも改めて、書くことにしましょう。







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りらっくごvol.22 in 刈谷市総合文化センター 小ホール

りらっくご22 りらっくご22-2

桂 弥太郎  転失気

桂 紅 雀   湯屋番

桂 南 天  代書
             ~仲入り
南天・紅雀・弥太郎 トーク

弥太郎さんは、ご自分の名前の話をしようとして、めくりがかえってないことに気づき……。
きっとお客さん、これでお名前をしっかり覚えたことでしょう。

紅雀さんの妄想暴走若旦那。ホントに暴走してた(笑)。

南天さん。代書(代書屋、とする方もいらっしゃいます)は、人によっていろいろ違うので、
楽しい演目のひとつですが、南天さんの「ちょっとしつこい」けど「くどくない」間が、
絶妙でした。

お席亭さんのブログはこちら。
この会は、お客席の着物率が高いことでも知られます。目の保養になります。

あ、お席亭さんの息子さんとはじめてお目にかかりました。
若きイケメンさん。お母さんのお手伝い、優しいね。

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旅成金 in 大須演芸場

旅成金2017.8.11
柳亭 小痴楽  花色木綿

神田 松之丞  怪談乳房榎~重信殺し
                         ~仲入り
神田 松之丞  扇の的

瀧川 鯉八  長崎

注目の二つ目さんたち。
楽しみが増えるね。。。

松之丞さんは、早速名古屋での独演会が決まっているみたい。
ぜひ行きましょう。

怪談を聞いて帰ってきたら、2姫の目が光ってる?
(しかもちい姫は左右色違い……あれ、オッドアイは、亡き若さまだけだったはずだけど?)
2姫目が光る

 

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プロフィール

おくやまけふこ

Author:おくやまけふこ
愛知県生。小説家。
名古屋大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。
大学教員などを経て、2007年、第87回オール讀物新人賞受賞を機に作家デビュー(受賞作は『源平六花撰』に所収の「平家蟹異聞」)。
名古屋市在住。
家族は夫と猫二匹。

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