稽古長屋 音四郎楽屋ばなし~その7「菊の露」

この話では、歌舞伎役者、市川小団次と嵐璃珏(りかく)の話が背景になってます。
もちろん、音四郎は架空の人物なので、実際にこのお芝居で唄っていたわけではありませんけども……。

190頁「楽屋草履の一件」。
この小団次と璃珏の話は、講談でよく登場しますね。
私は陽子先生の「名人小団次」で伺ったのと、あと、落語で文我さんがなさったのが記憶に。

192頁、徳さんと唐茄子、と言えば、「唐茄子屋政談」。。

198頁「ちょっと、落ち着かせていただきやす」。
ここの叔父さんのイメージは、「粗忽の釘」をちょっとだけ。

200頁「馬喰町の料理屋、刈豆屋」。
こちらは、番頭さんの「善六さん」という名とともに「御神酒徳利」から。
ただし、落語の刈豆屋さんは「旅籠」なのを、こちらでは料理屋にさせていただいて。

206頁「にんべんと、近所の酒屋の切手」。
鰹節の「にんべん」の切手は「山崎屋」に出てきます。酒屋の切手は「文七元結」。
こういう、「切手」っていう表現、好きだな。商品券、とかより、いいんだけど。
今は、郵便局の切手にしか、使わないですね、、。

210頁「付き馬」。
こちらは、そのまま「付き馬」という落語がありますね。
そういえば最近、出会ってないです。。どなたかで聞きたいな。

213頁、刈豆屋の主人の名、源兵衛さん。
こちらは、いろんな落語に登場する名です。キャラはそれぞれ違うようですが。
「雨乞い源兵衛」とか、「臆病源兵衛」とか。「明烏」の源兵衛さんは遊び人ですし。
拙作では、人品正しい、大店のご主人さんとさせていただきました。

ええ、以上、このたびも、作者の勝手な遊びの告白でございました。

DSC_0079.jpgお外は雨? DSC_0078.jpgそうみたいZzz……。

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プロフィール

おくやまけふこ

Author:おくやまけふこ
愛知県生。小説家。
名古屋大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。
大学教員などを経て、2007年、第87回オール讀物新人賞受賞を機に作家デビュー(受賞作は『源平六花撰』に所収の「平家蟹異聞」)。
名古屋市在住。
家族は夫と猫二匹。

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