稽古長屋 音四郎楽屋ばなし~その5「宵は待ち」

宵は待ち。長唄の「明の鐘」です。。。

お久の、ほろ苦い恋。
がんばれ、お久、めげるな! って思います。
読者の方には、お光の方が人気があるようなのですが(笑)、
お久の方が、私の分身のような気がします。
がんばってるつもりなのに、案外、スルーされちゃうところとか(苦笑)。

さて、青物振り売りの徳さん。
こちらは、「唐茄子屋政談」の徳三郎さんから、いただきました。

島田の帯祭りは、今でも続いています。こんな素敵なお祭りです。

138頁、椙森神社の富くじ。こちらは、「宿屋の富」より。湯島天神か、この椙森が出てくるようです。

147頁、「料理重宝記」。江戸時代って、この手の料理本、けっこうたくさん出版されていたようです。
作中に書いたレシピ、実際に残ってるものばかりです。

151頁の「蓮見鮨」。こちらは、円朝師の「真景累ケ淵」。
こちらもお久さん。新吉との逢い引きの場所が、この名前の鮨屋です。

154頁、小粒銀を座敷へばらまく若旦那。
イメージは、足袋のこはぜをちゃりんちゃりん池に入れちゃう、「幇間腹」の若旦那。

作者は、音わざ吹き寄せの中では、この話が一番、実は、
思い入れがあります。。なんてことない話、ではありますが。
女は、一度は痛い目にあってこそ、いい女になれる、んじゃねーかなー、と思うわけです(笑)。
がんばれ、お久。小股の切れ上がった、年増の良い女の(もちろん芸も良い)師匠に、なるんだ!


スポンサーサイト
プロフィール

おくやまけふこ

Author:おくやまけふこ
愛知県生。小説家。
名古屋大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。
大学教員などを経て、2007年、第87回オール讀物新人賞受賞を機に作家デビュー(受賞作は『源平六花撰』に所収の「平家蟹異聞」)。
名古屋市在住。
家族は夫と猫二匹。

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR