お江戸小旅行 その2~伊賀越道中双六 in 国立劇場

二日目は、ゆるーりと起きて(前日の夜はよなよなビールさんのお店でおいしい夕ご飯になりました)、
国立へ。

上演の幕と配役をネットで見て、「これは行かねば」と思ったのです。
ちょうど、しばらく前に文楽で見た分と合わせると、頭の中でかなりホントに「通し」ができあがることに。

吉右衛門さんはいーねー!!!!!
(気持ちの分、字を大きくしてみました)
他の配役も隙なし!!

二幕の「誉田家城中」と三幕の「藤川新関」とで、
まるっきり違う役をそれぞれパワー全開で見せてくれる又五郎さん。
切れのあるお殿様から一転、大爆笑の奴。すごい。

四幕岡崎。かわいくてかわいくて哀れで哀れで健気で……芝雀さん。
男泣きの吉右衛門さん。
客席で泣きすぎて、「もういい、もういいから、ほんと、もういいから」って思った。

米吉さんのお袖もかわいい。おきゃんから一転、悲劇の出家姿。
哀れです。あまりの因果。これには、ロミオとジュリエットも真っ青だと思う。

こういう時の最後、仇討ちの場。忠臣蔵の十一段目もそうですが、
お話としてはもう別になくてもいいんじゃない? ちゃんばらだけだし、なんて
思うけど、仇討ちが成就されるまでの悲劇の数々から、お客の気持ちを救う効果があるんでしょうね。
落語で、怪談噺のあとにはたいてい踊りが付く、みたいな。
(そういえば、先日の文我さんの「掛け取り」もそんな効果がありましたね)
貫禄の吉右衛門さんと、すっきりきれいな菊之助さんの
雄々しくも優美な姿を見て、ほー、と落ち着くわけでした。

帰り道、東京駅へのバス(国立はこれがあるのがありがたいです)に乗ると、
窓から見えたのはIMG_20141221_162741.jpgお見送りしてくれる黒子さん。

良い気分で、ワイン買ってつまみ買って新幹線、酒盛り~。。。。
目も耳も心も、ごちそうさまでした。

追記:かばんを片付けていたら、プログラムに舞台の雪がはさまっていました。IMG_20141222_182114.jpg
これも、おみやげ。
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プロフィール

おくやまけふこ

Author:おくやまけふこ
愛知県生。小説家。
名古屋大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。
大学教員などを経て、2007年、第87回オール讀物新人賞受賞を機に作家デビュー(受賞作は『源平六花撰』に所収の「平家蟹異聞」)。
名古屋市在住。
家族は夫と猫二匹。

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