桂文我落語百席 in 中電ホール

古川美術館の文学講座、大勢おいでくださってありがとうございました。
脱線、散らかり気味の、拙い話におつきあいくださって、本当に感謝です。
新刊のご予約もたくさんいただきました。ありがとうございました

さて、自分の 高座 講座が終わった後は、
文我さんの高座をゆったり楽しませていただきましょう。

桂 福丸  金明竹

桂 文我  天狗さし

林家花丸  うぬぼれ屋

桂 文我  口入れ屋
                 ~仲入り
桂 文我  吹替息子

福丸さんの金明竹。この言い立てを意味を無視して、ただただ無茶にやっちゃってる感のある方もときどき見かけますが、福丸さんのはとても明瞭。その分、お内儀さんのしどろもどろが際立ちますね。お声も聞きやすいです。

花丸さんの「うぬぼれ屋」は準新作というか、発掘・改作によるもののようです。「寝床・その後」という噺です。 オチがとても良い。日本海の荒波に向かって叫ぶ浄瑠璃! やがて崖を登ってくる赤い大群の正体は???!!! なーんて。

文我さん。天狗さし。お坊さんを捕まえてくるあたりで思い浮かぶ絵面がとてもシュール。笑えます。天狗のすき焼き、食べたら不老長寿になったりして……。
口入れ屋は、江戸だと「引っ越しの夢」。あんまり好きな噺じゃない、と思ってましたが、印象が変わりました。導入部分がしっかりあって、女子衆もどんな人か分かって、さらにお店のディテールも丁寧に描かれます。一人ずつのキャラがちゃんと分かって、「あるかも」感のある、うふふな噺として楽しませていただきました。
吹替息子は、江戸では「干物箱」。道楽若旦那、江戸と上方では、やはり雰囲気が変わりますね。あと、声色の上手なのは、江戸では「貸本屋」さんだったけど、こちらでは「八百屋」さん。なんか理由があるのかな……?

文我さんの会の情報はこちらコアでマニアでディープだけど、あくまで上品。
とどまるところを知らない、落語の素敵な底なし沼を見せてくださる落語家さんです。
こちらのご本もおすすめ。
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プロフィール

おくやまけふこ

Author:おくやまけふこ
愛知県生。小説家。
名古屋大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。
大学教員などを経て、2007年、第87回オール讀物新人賞受賞を機に作家デビュー(受賞作は『源平六花撰』に所収の「平家蟹異聞」)。
名古屋市在住。
家族は夫と猫二匹。

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