縦書きの譜面

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「三味線に譜面てあるの?」「どんなの?」といったおたずねをいただくことがあります。

三味線音楽と一口に言っても、民謡系、琴・三絃系、義太夫、常磐津、清元、長唄といろいろありまして、譜面のあるもの、ないもの。またあっても、流派によって違うものなど、さまざまのようです。

私の習っている長唄には、3種ほどの譜面があるようです。私のお稽古していただいている先生のところでは、「研精会譜」と呼ばれる、縦書きの譜面を使っています。

歌詞が縦に書いてありますが、その右に書かれている数字が音の高さを表します。
三味線の音は、歌詞の左側に書かれている数字で読みます。歌詞のない部分(「合いの手」とか「合方」とか称されます)では、三味線の数字だけがだーっと並んでいることになります。

初めて見る方には、謎の暗号でしかないと思いますが、実は数字の「1234……」が「ドレミファ」に対応していて、#も♭もあったりするので、西洋音楽を多少習ったことがあれば、案外とっつき易い譜面です。江戸時代にはなかった(耳と口三味線だけで伝わってきたようです)のを、近代になって「譜面」を作ったので、西洋音楽と対応しているということなのでしょうか。
ただ、西洋音楽と違って、作曲者が譜面を書いたわけではないので、譜面はあくまで「目安」に過ぎません。流派や先生によって、解釈、唄い方、いろいろあるので、譜面にこだわったり、頼ってばかりいるのは「愚かな賢しら」と叱られます(^_^;)。

さあて。目下の課題曲は「京鹿子娘道成寺」。三三さんの出囃子にも使われています。
大曲です。。。。練習しますか。
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プロフィール

おくやまけふこ

Author:おくやまけふこ
愛知県生。小説家。
名古屋大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。
大学教員などを経て、2007年、第87回オール讀物新人賞受賞を機に作家デビュー(受賞作は『源平六花撰』に所収の「平家蟹異聞」)。
名古屋市在住。
家族は夫と猫二匹。

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