桂文我独演会 in 大須演芸場

小鯛  口合小町
文我  袈裟茶屋
ひろば 厩火事
文我  宇治の柴舟
 ~中入り~
文我  大工裁き

口合小町、生で聞いたのは初めてです。テンポがよくて楽しい。今まで見た小鯛さんのなかで、私は今日が一番でした。「桃太郎に従う犬」という文我さんの評が。。。ぴったり。

厩火事、どうしても江戸のイメージで聞きますが、上方版は、お咲さんの罪のない愚痴が際立つ感じです。ひろばさんの明るい風情で楽しめました。

袈裟茶屋と大工裁きはいずれも、江戸では「錦の袈裟」「大工調べ」。
亭主を女郎買いに送り出す女房がどんなキャラで出てくるかが、演者さんでずいぶん違ってきます。今夜は勝ち気でしっかり者、でものせられやすい、憎めないお内儀さんでした。
大工調べ、江戸版で聞くと「なんかよーく聞くと大家さんが気の毒」と思ってしまうのですが(私は百栄さんのマザコン調べが好き)、上方版だと棟梁がキレても無理ないか、です。ここらへんはそれぞれの啖呵と悪態の違いでしょうか。

宇治の柴舟、ちょっと微妙な噺です。物書きとしては、ついつい、「ここをこう変えてみたらどうかしらん???」をたくさん考えてしまいました。こういう珍品が出てくるのは、文我さんの会ならでは、です。
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テーマ : 落語
ジャンル : お笑い

プロフィール

おくやまけふこ

Author:おくやまけふこ
愛知県生。小説家。
名古屋大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。
大学教員などを経て、2007年、第87回オール讀物新人賞受賞を機に作家デビュー(受賞作は『源平六花撰』に所収の「平家蟹異聞」)。
名古屋市在住。
家族は夫と猫二匹。

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