寿 初春大歌舞伎 in 新橋演舞場

初芝居、昼の部へ。

相生獅子 
 芝雀さん、魁春さん、充実した女形さんお二人の、古風な風情の舞踊。お正月らしくていいですね。近年の、やたらスピードやケレンに重点を置いた歌舞伎にちょっぴり疑問を感じる些か保守派の観客としては、こういうものこそ「歌舞伎」としてゆっくり味わいたいと思うのでした。人ならぬ風情を秘めた魁春さん、可憐な芝雀さん、どちらも素敵です。

金閣寺
 東吉は梅玉さん。この方はいつも品があって台詞にキレがあって。美しい立ち役さんです。しかし、今回は昼も夜もはしごを登るお役なんですね(笑)。
 雪姫は菊之助さん、匂い立つようにきれいで色気もあって、健気で。若手では断然、だと思います。他の顔ぶれも揃っていて、心地よく委ねて見ていられる狂言でした。

加賀鳶
 菊五郎さんが様々な表情を見せてくれる世話物。時蔵さんの悪婆な感じが好きかな。大詰めの「だんまり」に「ドリフ」を思い出してしまうのは、世代の悲しさですねー。。。

長唄、竹本の顔ぶれがお若い! と思ってしまうのはこちらが年取ったせいなのか、それとも、本当にどんどんお若いお師匠方が増えておいでなのか。でも、これだけお若い方が入って来られているなら、将来もきっと大丈夫なんだな、と思いました。

新橋のスタッフの方は目配りが濃やかでご親切。ロビーにおいでの方々、お客様の動きをよく見てらっしゃいますね。コインロッカーの空き状況やお手洗いの混み具合を刻々と把握しておいでなのは頭が下がります。劇場の施設は決して恵まれているとは言いがたいと思う(ロビー狭いですし。。。お手洗いの数も決して多くはないですし。。)のですが、運用でカバーして下さっていると思いました。
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プロフィール

おくやまけふこ

Author:おくやまけふこ
愛知県生。小説家。
名古屋大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。
大学教員などを経て、2007年、第87回オール讀物新人賞受賞を機に作家デビュー(受賞作は『源平六花撰』に所収の「平家蟹異聞」)。
名古屋市在住。
家族は夫と猫二匹。

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