文楽 in 名古屋市芸術創造センター


文楽2016

もっと名古屋でやってほしい、と思う公演はいくつもありますが、
文楽もその一つ。素浄瑠璃も……(8月の名古屋の会、行かれなくて残念だった……)。

さてさて、この日は。

昼の部:妹背山婦女庭訓 杉酒屋の段、道行恋苧環、姫戻りの段、金殿の段

夜の部:近頃河原の達引 四条河原の段、堀川猿廻しの段

昼夜ずーっと見ちゃったもんね。

昼の部は……純真でしかも気持ちのしっかりした女の子が、
いかにここまで追い詰められるか、っていう話になってしまう、わけですが。。。
町娘が貴族の女房たちにいびられるシーンは、何度見ても(浄瑠璃でも歌舞伎でも)胸が詰まる。。

死の直前の「救い」は、「貴人との思い出」……。
こういう感覚は、ちょっと説明しないと、わかりにくいかも? 
源氏物語の明石君なんかを思い出したり、あるいは、長唄の「汐汲」……は、業平(行平)伝説か。。
「思い上がる」っていう古語が、ありましたね。。
現代語とはかなりニュアンスが違う。。。

そして夜の部。
心中しようという妹を、せめて、自分の猿回しの芸で送りだそうという兄。
可愛いい猿の明るい芸が、いっそう哀れで泣けるのです。。。

これ、でも最後までやると、ハッピーエンドになるらしい。ほっ。
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プロフィール

おくやまけふこ

Author:おくやまけふこ
愛知県生。小説家。
名古屋大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。
大学教員などを経て、2007年、第87回オール讀物新人賞受賞を機に作家デビュー(受賞作は『源平六花撰』に所収の「平家蟹異聞」)。
名古屋市在住。
家族は夫と猫二匹。

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