稽古長屋 音四郎楽屋ばなし~その8「丙午」

しばらく止まってました、このシリーズのお話。

あと二話ですので、ちゃんとお仕舞いまで、書きましょう。
と自分に(^_^;)\(・_・) 。

「丙午」ちょっと困ったおばあちゃんと孫娘のお話です。

二人とも丙午生まれ、という設定。
何を隠そう(隠してないない)、奥山は丙午生まれです。
人数少なくて得したでしょ、と言われる学年。。

迷信と言いながら、本当に少ないんですよね、同い年生まれ。
この年に生まれると……という言説がずっとあふれていたせいか、
気の強い女性が多かった気がします(……予言の自己成就ってやつ+類は友を呼ぶ?)

「五目のお師匠さん」ていう言い方が登場します。
落語に出てくる稽古屋さんには、この「五目」かな、とおぼしきところが多いような。
ちょっと、憧れますね。
端唄とか小唄とか都々逸とかも、習ってみたい気がします。
「長唄やってるならそういういの、きっとできるよ」
と励ましてくださったお師匠さんもありましたが……。
不器用さんなので、やっぱり誰かに教えてほしいな。

嵐璃珏は、講談(落語でやる師匠もおいでです)「名人小団次」で、
まだ米十郎と名乗っていた小団次をはしご段から蹴落とした人です。
7話の「菊の露」からご登場願っております。

231頁、「与右衛門」は累、「菅公」は菅原伝授、「玉手」は摂州合邦辻、「観音久治」はお富与三郎、
「葛城」は名古屋山三、「伏姫」は八犬伝。。。
干支の分かる人をいっぱい集めてみた、という作者自己満足な一行でございます。
232頁には瀬川如皐さんにもちらっとご登場いただきました。

235頁の、丙午の話は、「武江年表」にあった話を、使わせていただいてます。

今回、あまり落語ネタがありません……。
そんな中で、「千代田清右衛門」という名前。
これは、「井戸の茶碗」の男性登場人物を合体させてしまいました。
「昼は素読、夜は売卜……」って、好きなフレーズですが、知らないと分からない単語ですね。

名前ネタ、と言えば。
私、時々、脇役の男性に「市太郎」とか「市之進」とか、つけております。
これは、ワープロソフト、「一太郎」への愛情表現。
私はワードがどうしても相性悪くて。
一太郎くんがいないと、書けないのです。

さ、今日もこれから、一太郎くんにお相手してもらおうっと。




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プロフィール

おくやまけふこ

Author:おくやまけふこ
愛知県生。小説家。
名古屋大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。
大学教員などを経て、2007年、第87回オール讀物新人賞受賞を機に作家デビュー(受賞作は『源平六花撰』に所収の「平家蟹異聞」)。
名古屋市在住。
家族は夫と猫二匹。

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