第三回 柳亭こみち独演会 & 桂まん我ひとり会

こみちさん
幇間腹/四段目
           ~お仲入り
火焔太鼓

品の良い、でも気取りのない、とっても上質な会でした。
四段目のお芝居の要素の入り方がいいな。。。

「休んでいられない」芸人さんの本音、すごく分かる。
小説家も、芸人ですから。
応援したくなりますね。

はじめ亭しげたさん主催の落語会情報はこちら。 来月は百栄さんだ!!!!!百栄さん


まん我さん
まん我さん。10月にはこんな会もあるらしい。

さて今回は

ちりとてちん/皿屋敷
              ~お仲入り
一文笛/豆炭

噺の「編集」がとってもうまいまん我さん。
今回も冴えてました。。
痒いところに手が届くけど、しつこくない。
おいしい上方落語です。

一文笛は苦手な噺なんだよなぁ。。。って思っていたら、
豪華おまけで豆炭が来て、大喜び。
これ、たぶんまん我さんしかやらない、滅多に出会えません。
で、大好きなんだな、この噺は。

名古屋の次回は1/15。情報はこちらからどうぞ。
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まりさん。

この夏、高校・大学を通じての友人、「まりさん」とひょっこり栄の路上で再会。。
20年ぶり……? なんてことがあったのですが、
昨日はやはり栄の老舗ビル内で、
私が一番最初に教壇に立った学校での教え子さんの、
やはり「まりさん」が、お声をかけてくれました。。
こちらは、25年ぶり……かな?

よく覚えていてくださいましたね。。。
生意気なだけで全然スキルのない新米教師を。
御礼申し上げます。

ベランダでは今、ローズマリーさんがかわいい花を咲かせてくれています。
ローズマリーの花。

写真……は苦手で。。

いつだってばっちりカメラ目線のちい姫。。あずさ9/21 
まわた9/21-2カメラを向けると必ず逃げる大姫。。 

「取材を……」というお話をいただきました。
ありがたくお受けして、細かいお話を伺って、日程調整など。。
(詳細は後日報告します)

「仕事場を撮影してもいいですか?」とのことで、
「散らかってますし、いつも猫がいますけどいいですか」と。
(あ、大姫はまちがいなく速攻で逃げ隠れするでしょうが。
 我が家の外交担当はちい姫が全権を背負ってます)

ま、それはいいんですが、
「子どもの頃とか学生時代とかの、印象的な写真が何枚かあるとありがたいのですが」
……うーん、これは困った。
子どもの頃の写真は、全部実家にあります。
探して送って、なんてことを今、頼める状態に、ないんだな。。いろいろあって。

さらに、私は学生時代も今も、写真はとても苦手で、大姫同様、
カメラから逃げ回っている上に、人からもらった写真も、
ほとんど整理しないでそのまま箱に……ってことが多いんです
(いただいた方、すみません<(_ _)>。
 自分が写っているものを見るのが、とってもキライなんです)

まあでも、せっかく取材していただくのだし、、、発掘、、するかなぁ。。折を見て。

かろうじて撮った横顔。大姫は美猫だと思いますよ、乳母やは。
まわた9/21

掌編 鈴の恋文~小説すばる10月号

鈴の恋文 扉絵
筆を持つ手に乗る女郎……。
浜野史子さん、素敵な絵をありがとうございます。

「短いの、書けますか?」って。。
ぎゅぎゅっと凝縮してみた、つもりですが、
いかがでしょう。。。

小説すばる表紙

三喬・小せん 二人会 in じゅうろくプラザ

三喬小せん

笑福亭三喬 てっちゃんあれこれ

柳家小せん ねずみ
              ~仲入り
三喬・小せん フリートーク

小せん 月見穴

三 喬 らくだ

とっても良い会でした!

小せんさんは、ちょっと喉の調子が微妙だったみたいですが
(いつもはもっと美声だから。。)
でも、それを忘れちゃうような、「風情」です。
ねずみの甚五郎さんのお品の良さが、いいですね。

月見穴、はじめて聴きました。
十六夜の落語会ならでは。「雅」な噺です。。けど、
このあとは、どうなるのかな? なんてつい野暮天な
ことを考えてしまう、モノカキなのでした。
(穴に入ったまま出られない男二人……?!)

三喬さんのらくだ! これは、「良いもの聴いた~」って
感じです。。たぶん、上方のフルバージョンの一つなんでしょう、
くずやさんの酔いの深まり方、焼き場への道中、
そこここに、今まで聴いたことのない展開が含まれていたり。

ごちそうさまでございました。(#^.^#)。
 

お手伝いをば~花風会~純邦楽、いかがですか?

10/16、こんな素敵な会のお手伝いをさせていただきます。
花風会チラシ

花風会~小三代、小三友~第八回 in 国立劇場小劇場 17:00開演

長唄 虎少将道行  作詞:中内蝶二、作曲:四代目吉住小三郎、三代目杵屋六四郎
             構成:吉住小三代、脚本:奥山景布子

             演奏:吉住小三代、吉住小三友、
                長唄吉住会連中

             語り:市川櫻香

花風~伝統音楽絵巻~

 桜色の風 童謡他 小三代と少女たち

 伽羅の風 謡曲 勧進帳 謡:梅若玄祥

            声明:末廣正栄、玉田法信

            小鼓:田中佐幸

 瑠璃の風  演奏:吉住小三友 他
         
         箏:萩岡未貴

         笛:福原徹秋

 江戸紫の風 長唄 助六

          演奏:小三代、小三友
              長唄吉住会連中 

なんかとんでもないとこへ交じってしまった(∋_∈)ようです。。。
だいじょぶか、私。
私の書いた脚本を、なんと市川櫻香さんが読み上げてくださるという。。。 

チケットご希望の方は、花風会事務所(電話:03-3264-2527、FAX:03-5210-9030)まで,
お問い合わせくださいませ。
           

d47落語会 第14回 「愛知県」 in 東別院ホール

花禄1 花禄2

柳家 花緑 天狗裁き 
             ~ 仲入り
柳家 花緑 なごやか爺さん

ナガオカ ケンメイ
柳家 花緑      トーク
藤井 青銅

実験的(?!)な会。
客層が、あまりにも日頃の落語会と違っててびっくり。ちょっとアウェイ(笑)。

花緑さんはねー。どういうものか、私、いつも
「もっとちがう花緑さんを見たい」って思ってしまうんだな。。。。
まだ落語を知らない頃、「浅草ギンコ物語」で見たきらめき。

全然くすぐりも入れないで入れ事もしないでお客のご機嫌もとらない、
スタッフにも気を遣わない、ただただわがままに落語をする花緑さんを
一度見てみたい、って思うのは、こちらのわがままなんだろうか……。

花禄3

素人さんの質問をひろげて面白くするっていうのは、これまたものすごくむずかしいことで。
お三方、お疲れ様でした。
地方の魅力、落語の魅力、大勢の人に理解されたら、いいな。

「知多半島と渥美半島」体操(?!)、すでにどこかの社長さんか誰かが、
やってたりして(笑)。この噺はぜひ、河村市長さんじゃなくて、大村県知事さんに
持って行くべきだと思いますよ(^_-)。
大村さんは三河の方だし、ノリの良い方なので、
案外ノってくださるかもしれません。
(ノリは河村市長さんもいいですけれども)

! 中山義秀賞 最終候補~たらふくつるてん~

なんと、さきほど、担当編集者さんから連絡がありまして、
拙作「たらふくつるてん」、中山義秀賞の候補になったそうです!!
ありがとうございます。

たらふくつるてん
DSC_0296.jpg

候補作は全3作で、他の2作は、
・朝井まかてさん『眩』(新潮社)
・門井慶喜さん『家康、江戸を建てる』(祥伝社)

とのこと。
(……っとここで腰が引ける自分が情けない、、、)

中山義秀賞ってね、時代物の書き手なら、みんな憧れる(たぶん)
賞だと思うんです、、もちろん私も、ずーーと仰ぎ見てきましたよ!!!

うれしいっ!!!

選考は2016年11月13日(日)。
ここの選考会は、なんと、公開!!!
その場に行きたいような、こわいような。。。
ともかくも、いろんな人に感謝申し上げます。

帯のコメントをどうしても喬太郎さんにもらってほしいと
編集者さんにだだをこねていたのがもう一年以上前。。。

さて、気を引き締めて、今書いている作品を仕上げないと、ね。

てんしき杯・後感

昨年までは単なる客として見ていて、
今年はじめて審査員をつとめました。。。
去年までは、予選を見たことがなかったのですが、
改めて、予選のレベルの高さ、学生さんたちの創意工夫と熱意に
襟を正される思いでした。

昨年までは、上方のきっちりとした型をしっかり習熟してきた学生さんの方が、
どうしても上位に入りやすい傾向があったと記憶しているのですが、
どうも今年は様相が一変。
スピード感あふれる「イマドキ」な工夫を凝らした関東勢が「攻めてきた!」
とでも言いたいような(大学は関西でも、上方弁で演じてない方も多かったですね)。

上手な学生さんはいっぱいいらしたのですが、
それだけではもう予選を勝ち抜けない
強烈な「落語圧」みたいなものが充満していました。

予選のはじまる前、別ブロックの審査員の宮崎さまとお話していたとき、
「今年はついに本当に『平成の落語』が来るんじゃないかなあ」と
おっしゃっていたのですが、まさにそのとおりの展開になったと思います。

私の希望を言えば、関東関西を問わず、ぜひ、「じっくり噺を聞かせる」タイプに、
巻き返してきてほしいと思ってます。
道楽亭 栗鈴さん、銀杏亭 魚道さん、大阪亭空留さん……惜しかったのだ、本当に。

ただこれは、必ずしも笑いがとれるわけじゃないし、
短い尺でそういう噺をするのは、
かなり勇気がいるとは思いますけれども。。。

また、幼稚家 恋路さん、飯喰亭 鯖寿司さん、賽狸家 可不可さんあたりには、
「引き」で勝負できる可能性がありそう。
これも、押しまくるタイプにぐいぐいやられてしまうと、
勇気のいる少数派スタイルかも知れませんが、
「引き」のできる人、貴重で魅力的だと思います。

さらに、これはご本人に確かめていないので、
違ったらごめんなさいですが、
おそらくはご自身の新作で挑んできた大阪亭 打ん突さん。
この意欲は買い! でした。
惜しむらくは、その世界にディテールが足りなかったこと。
モノカキとして言わせていただければ(←えらそうに(^-^;)、
お店が何を扱うお店なのかとか、「聞き取れない」言葉は実はなんと言っているのか、
などがきちんとお話の要素に書き込まれていると、ずいぶんちがったのではないかと思いました。

(すみません、これは私の勉強不足でした。立川吉笑さん作だそうです。。
 えらそうなこと言ってすみません<(_ _)>。吉笑さんがこの噺どんなふうにやるのか、
 残念ながら聴いたことがないので、この意見は保留させていただきます)

で、ここからは、「女子の落語」について、私が感じたことを。

基本、日本の伝統芸能、寄席の演芸って、作品の作りそのものが、どうしても、
男子が演じることが自明の前提になっていることが多いと思うのです。
なので、しきたりや差別を乗り越えてその世界に入れても、
それだけではたぶん、やっていけない部分があるような気がします。

浪曲はもともと女性が多いし、
講談はすごい勢いで女性が芸色を塗り替えている感じもするのですが、
落語はたぶん、一番女子にはハードル高いように、見てる側からは感じます。

で、今の「女子の落語」、ざっくり、端的な言い方をすると
「ぴっかり☆派」と「こはる派」になるように思います
(このお二方で代表することに異論のある方もおいでかもしれませんが、
あくまで私見ですので、私が複数回拝聴したことのある落語家さんで、
代表させていただくことにします)。

女性が落語をやろうという場合、たぶん、
自分がこのどちら側からスタートするかは、どうしても考えざるを得ない気がします。

「こはる派」は、性差を感じさせないスタイル。
これは、声の質や雰囲気に恵まれないと難しいように思います。
こはるさんのべらんめぇの魅力、小柄なのに、声量も低音も十二分な風情は、ジェンダレス。
希有な存在です。単純な男の真似では決してないけれど、
女を感じさせないパワーがある、とでも言えば良いでしょうか。

今回のてんしき杯の決勝進出者だと、糖蜜庵ちまきさんや、鵜飼家とまとさんは、
それから、予選で聴いた藤乃家御座瑠さんも
こっちの路線かなぁという気がしました。
(御座瑠さんのネタが「軽石屁」だったのは、
 その意味では諸刃の剣かな。。。「意欲買い!」 と、
「女の子にこれをやられるとなぁ。。。」と。
 感想が真っ二つに割れてました)

ちまきさんの荒削りだけど大胆な所作、
とまとさんの可憐な容姿を裏切って客席に押し出ていく感じとか。

一方の「ぴっかり派」。
こちらは、女であることを落語の中に打ち出していくスタイルとでも言えばいいでしょうか。 
予選で、聖護院長谷代さんに注目したのは、「悋気の独楽」を、
嫉妬する女将さんをメインに出してきていたのが、面白かったからです。
いやらしくならない上品な色気がありました。

決勝では、霜月亭雪走さんが、さらに鮮明にこの線を打ち出してきたと感じました。
物書き的視点で言えば、もっと大胆に喜瀬川メインにしても面白かったのではないか、
と思わせてくれるような可能性が。
マクラでメールの話をしてましたが、さらにもっとあざとく「女」を打ち出して、
他の男子をどきどきさせて、圧倒しちゃえ! って応援してました。

この双方を、演目によって自在に操れる、あるいは、
どちらでもないスタイルで聴かせる、見せる、なんて人が現れれば、
それはとんでもなく素敵なことだなぁ、、などと。

……なんてことをつらつら考えさせてくれた、貴重な機会に、改めて感謝。
来年以降も、ますます盛会になることを、心から祈ります。
てんしきパンフ裏 てんしきパンフ表

てんしき杯のお土産

思わぬいただきもの~ジキジキさんのCD!!

てんしき杯予選で、ご一緒させていただいた、
めおと楽団ジキジキのきよしさん。
私が「ホテル北津軽が好き」と申しましたら、
なんと、特製CDをプレゼントしてくださいました。
(明朗会計ホテル北津軽♫~ホテルカリフォルニアのメロディでどうぞ)
浦和物語も、歌えます(たぶん、こちらは「ねらいうち」です)。ジキジキcd1
ジキジキcd2

凝ってますねー。ホテルのミニパンフまで付いてます。
(この女将はかおるこさんですね)

きよしさん、かおるこさん、お二方のサインまでいただいちゃいました(^O^)v
お二人ともとても落語にも詳しくて、審査員控え室では、なかなか
熱い意見交換が行われておりました。。(私はほぼ聴いていただけ(^-^;)

北津軽外側 北津軽内側
またぜひ大須でジキジキさんのステージ、見たいな。
プロフィール

おくやまけふこ

Author:おくやまけふこ
愛知県生。小説家。
名古屋大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。
大学教員などを経て、2007年、第87回オール讀物新人賞受賞を機に作家デビュー(受賞作は『源平六花撰』に所収の「平家蟹異聞」)。
名古屋市在住。
家族は夫と猫二匹。

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