三遊亭兼好 子誉め
柳家小せん ガーコン
~中入り~
松元ヒロ スタンダップパフォーマンス~原発
小せん 欠伸指南
兼 好 お見立て
圓楽党の若きエース、兼好さんと、さらにお若いながら古典の実力派にしてなんとあの「ガーコン」の伝承者でもある(!)小せんさん、そこに「家元談志が最後に見たがった芸人」、知る人ぞ知る松元ヒロさん、という大変豪華な顔ぶれの会。。。。にも関わらず入りが。。。どーいうもったいないの。名古屋の人は。。。これを見のがすなんて。。。落語好きならありえない。。。
ただね。前にも書きましたが、ちょうどこの前後、名古屋は落語、華々しいのですよ。。みんな、お金と時間の振り分けに頭を抱えているのでしょう。でも、今日のは大変大変すばらしい!
兼好さんの歯切れ良くマシンガンのように炸裂する(でもお話しっぷりはあくまでスマートで品が良いのも魅力)笑いと毒舌。ちょっとでもぼんやりしていると置いて行かれます(笑)。時間が押してきたのか、お見立ては少し短めでしたが、その「編集」の仕方もお見事でした。。編集の見事さは「子誉め」にもあって。
なんというか、兼好さんは、あくまで全て「さらりと座布団に捨てて」、いく風情がかっこいいです。こういうことができるって、いいな。
そして、なんと! あの「ガーコン」ですよガーコン。伝説の(って、まだご健在)川柳師匠のガーコン。寄席で分かる前期昭和歌謡史(笑)。いやいや、小せんさん、良いお声です。これなら市馬師匠にも負けません。冒頭の藤原義江から、私は涙を流して笑い続けてしまいました。
オチの「ガーコン」に至るのはジャズまでなんでしょうが、できたら小せんさんオリジナルで「ガーコンその後」を作って、昭和歌謡史完成させていただきたいです。
もちろん、欠伸指南もすっきり江戸前、上品に楽しく見せていただきました。
松元ヒロさん。。。はじめて拝見。。。これは、見ないと分からないと思います。パントマイムとアジ演説(?!)の不思議なコラボ。。知らず知らずヒロさんの「アジ」に乗せられている自分がいました。。あははは。
いつもながら、せいしょう亭さんの企画力に感謝。おまけに、今回は談春さんの一番弟子にして立川流唯一の女性落語家、こはるさんの勉強会「岐阜でこはるンバ①」のチケットを手に入れることができました。楽しみが一つ増えました。
テーマ : 落語
ジャンル : お笑い